ResolveからPremiereへタイムラインを移行したときに音声がモノラルになるのをなんとかする。2(無料)
はじめに
前回の記事の続き。 Davinci Resolveで書き出したXMLがPremiereで読み込むとモノラルになる問題の解決策
前回の方法では有料のアプリを使用する必要があったが、この方法なら手間は多いが無料で行うとができる。
方法
以下のような流れで作業する。
- Davinci Resolveでステレオ音声をトラックごとに分ける
- XMLで書き出しPremiereへ読み込む
- モノラルトラックのシーケンスを作りタイムライン全体をコピペする
- オーディオチャンネルの割り振りを行う
1. Davinci Resolveでステレオ音声をトラックごとに分ける
ステレオトラックを右クリック>リンクグループ
と選択するとステレオ2chが2トラックに分割される。
2. XMLで書き出しPremiereへ読み込む
タイムラインをXMLで書き出しした後、Premiereへ読み込む。
ここで作成されたシーケンスは2トラックに分かれてはいるが、どちらにもLチャンネルが入っている。
3. モノラルトラックのシーケンスを作りタイムライン全体をコピペする
シーケンスを複製し、配置されているクリップをすべて削除する。
トラック名上で右クリック>複数のトラックを削除
を行い空のオーディオトラックをすべて削除する。(トラック1はそのまま残る)
再び右クリックして今度は複数トラックの追加
を行う。
元のトラック数のモノラルトラックを追加し、残っていたトラック1を削除する。
元のシーケンスからすべてをコピペする。
オーディオチャンネルの割り振りを行う
Rチャンネルになるべきクリップをすべて選択し、オーディオチャンネル
をクリックする。
すべてのメディアソースチャンネルをRに割り振る。
ウィンドウ>オーディオトラックミキサー
を表示し、L、Rをそれぞれ割り振る。
以上で音声がステレオになっているはず。
間違っているところあったらコメントで教えていただけるとありがたいです。
補足
モノラルトラックを作る理由
XMLを読み込んだ後のトラックはステレオになっており、この場合クリップのLRもそれぞれ割り振る必要がありしんどいのでモノラルにしている。
Resolveでモノラルにすることもできる
このままだとResolve上ではLRがリンクしているが、Fairlight>グループのリンク
でリンクを解除すると独立したモノラルクリップとして編集できる。